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革の額

オーダーメイドにて製作

革の額


革で額縁を製作しました

結城紬を飾る為の額です


主役の紬が映える様に

最大限のシンプルを目指して

作り上げました!


 シンプルである事の難しさと奥深さを、再認識する記憶に残るご依頼となりました。

 通常であれば縫って仕上げる部分も今回は接着にて仕上げております。これまでの自分の製作の中ではある意味で「縫い」に頼ることで、強度と安心を担保していましたが、縫う事自体もデザインによっては安全策と言う、逃げ道であったように思える程、結城紬の生地を納めた時に、シンプルが一番いいと心から実感致しました。
 当初の目標の通り見た目は「革の枠だけ」に仕上がりましたが、実際は4層構造にしてあります。革のソリが出にくい為だったり、接着面を増やすことによりその強度を高める事、更にはフックの取り付け等の「額」としての機能を持たせる為にと、シンプルとは程遠い複雑な構造にして、縫わない分の強度を補う工夫を施しました。

 お客様との打ち合わせでの私が躊躇している一連のやり取りも含めて、思い出に残る逸品となりました。一つ製作してお腹いっぱいと言うのが正直な感想(笑)ですが、同じ様なご依頼があった際には一通りのリスクや縫った方が安全と言うアピール等をしながら、精一杯お作りしますので、ご興味の方はお問い合わせくださいませ☆  


結城紬について

額に飾っている結城紬につきましては
下記リンクをご参照ください。
ご依頼いただいた工房のHPをご覧いただけます



 





















ホームページ『革工房K』で検索
http://www.kawa.shop-site.jp/

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